2014年9月10日水曜日

二郎の夢の中の飛行機


風立ちぬの最初のシーンで二郎が屋敷で就寝中、夢に出てくる飛行機です。
名前は分かりませんがその主翼の平面形や初列風切羽のような翼端から鳥に範をとったものであることが想像され、鳩からヒントを得たルンプラー・タウベのような趣があります。
この飛行機、滑走路からではなく屋敷の鬼瓦にセットされた発射台から発進するのですが風を受けてVTOLのように飛び立ちます。
このテイクオフ方式だと、どうやって着陸するのだろうと思ってしまいますが、主脚を持っていることから着陸は別のところに降りるのでしょう。
今度はどうやって最初に機体をこの発射台に据え付けたんだろうという新たな疑問が生じますが・・・まあ、夢なので整合性は必要ないということでしょう。



また操縦席は主翼の風圧中心よりもかなり後ろにあり、左胴体側面に見られる大きな舵輪のようなものは、縦のトリムホイールではないかと想像されます。
ちょっと映画の”すばらしき飛行機野郎”に出てくるアントアネット機を彷彿させる機体ですね。
直列2気筒のエンジン音を響かせながら軽快な運動性を見せますが、二郎の夢の中で撃墜されてしまいます。

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