2014年9月29日月曜日

飛行機と設計センス

二郎はカプロニおじさんなどけして尊敬してないだろうな、と思うのは

途中に出てくるこの複葉機からも感じられる



上翼よりも下翼の方が面積の大きな複葉機というのは著しく空気力学的な
効率が悪いと思わざるを得ない

複葉機の性能は上翼と下翼との隙間が大きいこと、スタッガーが適度に
あること。上翼でリフトを稼ぐので、どちらか大きくするなら上翼を大きく
すべきというのがセオリーだろう。



伯爵がなぜこんなカタチにしたのかは不明だが、潤沢な資金を背景に

とりあえず無い形式は試してみないと気が済まぬ性格だったのではなか

ろうか。製造された航空機からはあまりセンスの良さとか合理的帰結として
の航空機を求めていた姿は見えないのである。


多大な貢献は認めるが・・・

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